冬も次第に本格化してくると、真夜中の気温はかなり下がってきますね。
半車中泊生活を送る我輩も冬支度を着々と進めています。
エンジンを切ってしまうと車内は外気温の影響を受けてかなり冷え込みます。キチンと寒さ対策をしないと風邪を引いてしまいますね(汗)
そうならないためにも、冬の車中泊では寒さ対策は万全に整える必要があります。
今回の記事では、ボンビー車中泊生活の中で取り組んでいる車中泊における我輩の寒さ対策をくわしくご紹介します。
また、車中泊の寒さ対策アイテム(装備品)のおすすめ商品も一緒に紹介していますので、参考にして頂けますよ(^^)
[この記事を書いた人:匠 考太郎]
半車中泊生活を送りながら車中泊関連記事を書く
webライター。ライター歴3年。
実際に車中泊をしながら経験と知識を活かしてボンビー車中泊を絶賛継続中(^^)/
YouTubeで車中泊生活を絶賛配信中♪
匠のド素人車中泊日記 - YouTube
車中泊生活での冬支度のポイント
寒さが本格化する12月。
我輩の住む地域ではもう気温は深夜には5℃近くまで冷え込んでいます。エンジンを切ったまんまだとマジでさむい…。
(我輩の車は暖房壊れてるからエンジンをつけっぱなしでも関係ないのだが…)
まず、車中泊における寒さ対策にはどういったところに対策を講じれば効果的なのか。
実践している内容と。車中泊関連記事を書いているライターによって身につけた知識と合わせてくわしく解説します。
YouTubeの動画でも冬の車中泊における寒さ対策は動画にしていますので、よかったら見てね(^^)
www.youtube.com
車内温度をあたためる寒さ対策
まるで自宅で暖房設備に囲まれて過ごしているかのように、車内が全体的に暖かければ問題ない。
車内は自室より狭い空間であることの方が多い中で、わりと暖めやすい環境ではあるんだよね。
ここで活躍してくれるのが、以下の装備。
ガスヒーターはカセットガスを利用するもの。
大体カセットガス1本で3~4時間くらいかな?
車内は狭いので、あったまるのも早い。
しかし、温めている最中から窓から侵入する冷気ですぐに冷えちゃんだけど。
これにはまた別に窓の寒さ対策が必要になります。このまどの寒さ対策には後述しているので参考にしてください(^^)
〇ガスヒーターでおすすめの商品はこちら
上記の商品は実際に量販店でも見かけたことのある、ガスヒーターです。
カセットガスで3~4時間使用可能で持ち運びができるので、手軽に使用できます。
ただ、ガスヒーターの車中泊への導入は、一般の街乗り乗用車や軽自動車には不向きかもしれません。
軽自動車でも軽バンか。ハイエースくらいの車なら設置場所は確保できそう。
問題点は「設置場所」と「換気」です。
ガスを使用するため定期的に換気しないと一酸化炭素中毒の危険性があります。もし導入されるのでしたら換気扇の設置とともに検討してみてはいかがでしょうか。
上記は車中泊よりもキャンプに向いている一石二鳥タイプ。
お湯を沸かしたりできるところが良いですよね(^^)
お値段もお手頃で、アウトドアで使用する、冬の車中泊キャンプで使用するならもってこいです。
ちなみに、車中泊用の換気扇には、YouTubeの動画では自作されている方が結構いらっしゃいますが、最近では簡単に設置できるものが販売されています。
この商品のおすすめポイントは、
「簡単に取り付けられること」
です。自作するのも良いですが、自作するのが苦手な人や手軽に換気扇をクルマに取り付けたい方におすすめです(^^)
〇ポータブル電源をお持ちの方なら電気の力で寒さ対策を
ポータブル電源をお持ちなら、電気の力なら安全に寒さ対策ができます。容量にもよりますが、短時間ならセラミックファンヒーターも動かせますよ。
ただ、あまり実用的ではないかも。できたら長時間稼働させたいものです。
そんなときは、電気毛布やホットカーペットを使って暖を取るのが得策です。
消費電力は大きいものでも100W以下で稼働してくれるため、中容量ポータブル電源でも長時間の稼働が可能です。
おすすめはこちら。
安心の国内生産品でお値段もお手頃♪
大きさも寝袋に入れられる大きさなので、日中の寒さ対策以外に寝るときにも使うことができます(^^)
我輩は、寒さ対策を考えたときにポータブル電源を持っていなかったため、「電熱ブランケット」を購入しました。
電熱ブランケットはモバイルバッテリーで動いてくれるので、ポータブル電源を持っていない方にはおすすめの寒さ対策アイテムです。
自分の体温を守る防寒着で寒さ対策
次に、防寒着で自分自身の身体を寒さから守ること。これも車中泊における寒さ対策で重要です。
ある意味、エンジンを切った状態での車内は、正直外に居るのと変わらない(^^;)
基本的には雨風が防げるだけ。。。
防寒着としてのポイントは以下の通りです。
我輩の場合だと、中に「電熱ベスト」を着用しています。
モバイルバッテリーで動いてくれて、とても暖かいです(^^)
そのほか、「3つの首」を暖めるのも効果的(^^)
3つの首とは、「首」・「手首」・「足首」ですね。どこも冷えやすい場所なので、発熱系靴下やネックウォーマーなどを利用して保護しましょう。
手や足についてはおすすめは「カイロ」です。
安くて手軽に暖の取れる便利グッズですよ♪
車中泊の寒さ対策おすすめ7選
さて、いよいよ車中泊における寒さ対策をご紹介していきます(^^)
ボンビー車中泊生活を営む我輩には、今もなお少しずつ車内の寒さ対策を強化中ではございますが、以下の7つをベースに考えて強化中です。
基本的に不器用なので。
いろいろ100均で商品を購入して失敗しながらでも楽しく寒さ対策に取り組んでいます。
その1:ヒーターを使って車内を暖める
前述した「車内を暖める」内容です。我輩の車(タント)では残念ながらヒーターの置き場所が確保できていないため、基本的に導入を諦めている方法です。
実際はコンパクトバーナーで暖を取っている状態ですね。
(暖かいコーヒーを飲むためにお湯を沸かしながら暖を取っている)
ポータブル電源でのセラミックヒーターを使用することは長時間稼働が難しいため我輩はおすすめしません。
換気対策を万全にした状態でならガスヒーターを利用するのは「アリ」だと考えています。
我輩も車内でガスを使用している手前、換気扇の導入を検討中。
現状はちょっと寒いんだけど窓をほんのちょっぴり開けています(^^;)
実際に使用している体感ですが、コンパクトバーナーをつけっぱなしの状態で2~3時間くらいは特に気分が悪くなったりはありません。
でも、空気がよどみ始めているなっていう体感はしたことがあります。
そのときは躊躇せず窓を開けて「換気」。
外に出てタバコ吸いながら新鮮な?空気を吸うようにしています。車内でガスを利用する場合は「一酸化炭素中毒警報機」は車内に導入した方が安全対策はバッチリになるかと思います。
その2:窓からの冷気を防ぐために断熱対策
クルマってのは、自宅の壁よりも外気温の影響を受けやすい素材でできています。そのため、クルマは基本的に車内でも
「夏は暑く、冬は寒い」
その中で、もっとも冷気が車内に伝わりやすい箇所と言えば「窓」なんです。
だから、窓の寒さ対策ってかなり重要なのです。
よく、目隠しカーテンやサンシェードは車中泊の必須アイテムとされていますね。
目隠し以外でも、窓を覆うことは外から車内を守るうえで大切デス。
冬の車中泊では目隠しの意味を含めて、断熱性のある冷気を遮断するシェードを取り付けるようにしましょう。
素材のおすすめは以下の通りです。
これらの素材は100均でも販売されているものもあるので、安く抑えたい方には100均で素材を購入して自作すると良いですよ(^^)
我輩の場合、モチのロンで自作しました(笑)
まあ結構な不細工ですが、どーせ内側なのだから。
ってな感じで思い切り自作感満載ですが、一応の対策はほどこしました。
またYouTubeで自作動画あげたいと考えていますので、良かったら見てね(^^)
(撮影はしたのだけれど編集が追い付いていない)
また、断熱サンシェードについては車種ごとの既製品も販売されています。
「きちんとしたものを導入したい」
と考えていらっしゃる方は既製品を購入した方が良いかもしれません。
結構な値段(数千円~1万円くらいはする)
その3:温かい食べ物や飲み物で体内から暖める
我輩がいつもやっている寒さ対策がこれです。
コンパクトバーナーでお湯を沸かしつつ、車内温度を蒸気とバーナーの熱によって暖めつつ、温かいコーヒーを入れて暖を取っています。
まだ、車内調理(自炊)までには至っていないものの、お湯を沸かす行為だけでも暖を取るには効果的な方法です。
問題は、あまりコーヒーを飲み過ぎるとトイレが近くなること(^^;)
コンパクトバーナー(シングルバーナー)は大体五千円くらいで購入しました。
ガスコンロよりも折り畳み式なのでかさばらなくて狭い車内では最適な装備品としておすすめです。
その4:マットを敷いて床からの底冷えを防ぐ
車中泊における三種の神器となっているマットは、寒さ対策には効果的な装備品の1つです。
冷気は窓以外からも車内に伝わってきますから。
冷気の侵入口、底冷え問題です。
我輩が車中泊生活を送っているタントでは、シートを半分フルフラットにして寝る場所や作業場として確保しているので我輩的には底冷えは体感していません。
ただ、車体に寝具を敷いている方には底冷えは深刻な問題になるかと思います。
そんなときの対策にはマット&アルミシートが最適。マットの下にアルミシートを敷けば、一段と底冷え対策を強化することができます。
〇車中泊マットのおすすめはこちら
マットは分厚い方が寒さ対策には効果的です。
マットの選び方のポイントは、
冷気が伝わりにくい分厚いものを選びましょう(^^)
その5:冬はやっぱり防寒着対策
冬になれば、おのずと着るものは暖かいものになってきますよね。
車中泊でも同じで、車内で過ごすときの寒さの凌ぎ方で手っ取り速いのは「着込む」ことです。
「体温を守る」
で前述しているため、ここではおすすめ商品をご紹介しておきますね。
〇男性用
〇女性用
※インナーは上下で着ることでめちゃくちゃあったかいです(^^)
特に女性の場合、冷え症の方は上下で考えた方が良いですよ。ちなみに我輩はオトコですけど冬は上下でインナーを愛用しています(^^)
その6:冬用(1.8kg~)寝袋と毛布で寒さ対策
冬の車中泊であたたかく寝ようと思うなら、寝袋(シュラフ)は結構重要度の高い装備品です。
冬用の寝袋でないとマジで寒いです。とくに、足が冷える…。
我輩は、封筒型の1.8kgの冬用寝袋に、中に毛布や電気ブランケットを仕込んで寝ています。
寒さは感じずあったかく寝れています(^^)
寝袋の寒さ対策については、YouTubeで動画を作成していますので、参考にして頂けると嬉しいです。
www.youtube.com
電熱式の冬用寝袋です。我輩の場合、電熱ブランケットを中に仕込んでいます。
この寝袋であれば、すでに寝袋に搭載されているので追加する必要なく寝袋だけで暖かく快眠できますよ。
しいてあげるなら、毛布を補助的に活用することでより暖かくなるでしょう。
寝袋の選び方は下記の通りです。
寝袋の形状については我輩の使用している封筒型よりもマミー型の方が気密性が高く暖かいのですが、ゆったり寝たいので我輩は封筒型を愛用しています。
その7:電気の力で寒さ対策を強化する
電気の力は偉大です(笑)
車中泊で(キャンプもそうですが)ポータブル電源があると、寒さ対策を万全に整えることができます。
「電気毛布」
「電気アンカや蓄熱式湯たんぽ」
「ホットカーペット」
など、電気の力で熱を発生させることができるので、寒い車内でも暖かく過ごせるようになるんです(^^)
正直、モバイルバッテリーでも電熱式が使えるのですが、電熱ブランケットと電気毛布を比べると、やはり電気毛布最強です。
車中泊における寒さ対策での4つの注意点
冬の車中泊における寒さ対策を7つご紹介したわけですが、寒さ対策を進めていく中で注意すべきことが4つほどあります。
我輩の経験談に基づくことからまとめました。
車内の寒さ対策は過信することなかれ
車中泊をする場所(地域)にもよりますが、自分が住んでいる地域よりも寒い地域での車中泊では、深夜の冷え込みはおそらく自分が思っているよりもはるかに厳しいこと。
寒さ対策を軽んじていると、
「寒くて眠れない」
「手足にしもやけ」
なんてことにもなりかねないし、最悪のケースで考えると「凍死」の危険まであります。
とくに、雪が降る地域の車中泊では、冬の寒さ対策以外に雪対策もしなければなりません。
雪の対策では、
- 車に降り積もった雪を下ろす装備が必要
- 車の周辺に降り積もった雪を除雪する装備が必要
- スタッドレスタイヤの装着が必要
となるので、注意が必要です。
窓の結露や湿度にご用心
冬の車中泊では、湿度が高くなりやすく結露の発生率も高くなります。
車内でお湯を沸かしたり、車中飯を調理すればなおのこと、車内温度と外気温の差が高くなり結露の発生に繋がります。
- 結露を放置しておく
- 湿度が高い状態が続く
この2つの現象を放置すると、カビの発生に繋がってしまいます。
車中泊における湿度や結露対策については別途記事を作成していますので、そちらをご覧ください。
aniblo.info
暖房設備にガスを使うときは一酸化炭素中毒に気を付ける
前述している暖房設備として「ガスヒーター」を利用したり、
「車内でお湯を沸かす」
「車内で調理をする」
ときにガスを利用する場合は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。
自宅に居るより車内は狭く、ガスが充満しやすい傾向にあります。ガスは空気よりも軽いため天井付近に溜まっていくことになります。
ガス臭いと感じる頃にはかなり車内にガスが充満している可能性があるので注意が必要です。
間違ってもガスを使い続けながら就寝することのないようにしましょう。
対策としては、下記の通りです。
顔の寒さ対策も忘れずに
冬の車中泊における就寝時ですが、顔も寒さから守ってあげると良いですよ(^^)
とくに耳部はしもやけになってしまう恐れがあります。
ニット帽やネックウォーマーなどを利用して、顔を覆い被せられるアイテムを利用しましょう。
まとめ:冬の車中泊に電気の力は偉大だった
今回の記事では、冬の車中泊における寒さ対策について、現状自分の車中泊生活における対策を含めてまとめました。
最近までは我輩もポータブル電源を持っていなかったためモバイルバッテリー2個をフル回転して使いつつ寒さをしのいでました。
寒さが本格化していき雪が降ってくると、かなり厳しかったです。
つい最近。念願のポータブル電源を買いました。
そこで感じるのは、電気の力ってホントに便利だということです。
まだまだ揃えられていない装備品があるため「こうなんだ!」は言えないですが、車内で家電が使えるようになると、飛躍的に利便性があがりますよ。
冬の車中泊おいて、寒さ対策は必須です。
みなさまも風邪を引かないよう、お身体に気を付けて車中泊を楽しんで頂ければとおもいます。