半車中泊生活を続けて約10年。色んなことがありました。最近では車中泊を楽しむようになっています、匠です。
今回は「結露」について経験談を交えながら、車中泊における結露対策についてまとめています。
とくに冬の車中泊では、車内温度を暖めるために工夫したり、車中飯を車内で楽しむこともありますよね。
お鍋やおでんなど、身体の中から暖めることで寒さを凌いだりもすることだろうと思います。
そんなとき、ふと窓を見るとかなりの結露が発生している!?
なんてことはよくある話で、放っておくとカビの発生に繋がってしまいます。
車中泊において結露対策はしっかり考えておきましょう!我輩の失敗談も兼ねてまとめましたので、最後までじっくりよんでいただけると嬉しいです(^^)
車中泊していると気になる結露はなんで発生するのか
まず、結露はなぜ発生するのか。
これについて知っておくのも良いと思ったので、簡単にまとめておきますね。
結露は車内と車外の気温差によって発生する
車中泊において結露の発生する大きな原因としては、車内と車外の気温差が大きくなるからです。
特に日が沈んで夜も深まってくると、昼間とは違い気温はかなり下がってきます。
外気温にかなり影響する車内は冷やされるため、車内の空気は水分を蓄えきれなくなり、凝集した水分が窓に付着するようになります。
これが「結露」です。
また、窓ガラスがくもってくるのも同じ理屈ともいえるでしょう。
車内の湿度が高いと発生しやすくなる
次に、車内の湿度が高いと結露は発生します。
車に乗っている人数が多かったり、雨の日に濡れたまま車に乗り込むと、車内の湿度が高くなります。
それだけ水分を車内に持ち込むことになりますので。
車内という狭い空間の中にある空気には限りがあるので、家と違ってより影響を受けやすいことも車の中が
「くもりやすい」
「結露が発生しやすい」
要因とも言えますね。
だから、飽和水蒸気量以上の水分が車内に含まれることになると、結露が発生して窓が曇ってしまうのです。
特に冬の車中泊では寒さ対策によって結露が発生しやすい
冬の車中泊では、寒さ対策で車内を暖めることがあります。
何も対策なしで行うと我輩のような悲惨な目にあうので注意しましょう(苦笑)
車中泊中の6つの結露対策
それでは、車中泊での結露対策についてくわしく解説していきます。我輩の体験談にもとづく内容も含めて6つご紹介します。
その1:エンジンをかけてエアコンをかける
車中泊以外にも、普段から車の曇りを除去する方法としても活用している方も多いはず。
そう。自宅のエアコンにもある「除湿機能」と同等の効果を得られる画期的で手っ取り速い方法とも言えます。
この時のポイントは「外気導入」にしておくこと。
「内気循環」だとうまく車内の湿度が逃げてくれないので、窓の曇りも取りづらいので燃料を無駄にしてしまいます。
その2:窓を1cmくらい隙間を開ける
窓に隙間を作っておくことで、湿度を外に逃がしてあげるのも効果的。
車内でガスを利用するときにも空気の入れ替え手段にも使えます。
その代わり、隙間風にさらされることも(^^;)
冬はせっかく暖めた車内の空気も一緒に下がってしますので、一長一短な方法です。
寒さ対策を別途取っておくなど、使用方法を考えて行う必要があるかと思います。
その3:除湿器&除湿剤を活用する
除湿器や除湿剤を設置するのも良いですね。除湿器と言えば、大きなものを想像する方もいらっしゃいますが、最近は小型の除湿器も販売されています。
たとえば、
こんなやつです。置き場所に困らない、繰り返し使える便利さ。
使い捨てのものが多くある中で、電気の力で繰り返し使えるのはとても便利です。しかも、水を捨てる必要もありません。車中泊にはもってこいの商品です。
安く抑えたいのであれば、除湿剤を置くのも良いですね。
使い捨てを利用するのも良いです。(我輩はとりあえず使い捨てのものを利用しています)
経済的?かどうかはわかりませんが、除湿剤なら100均でも売っているので、おすすめです。
その4:扇風機やサーキューレーターで空気の流れをつくる
扇風機やサーキューレーターを使って空気を縦貫させ、湿度をうまく外に逃がしてあげるのも効果的です。
この方法では、「その2」と併用する形になります。
基本的にエンジンを切った状態で過ごすことになる車中泊では、この方法が一番だと思います。
それに、なんか機能的でカッコ良い!!と自分では勝手に思っています(笑)
扇風機で車中泊におすすめは、場所を取らないものがおすすめ。
クリップ式だとアシストグリップに取り付けられます。
バッテリー内蔵型であれば電源コードが邪魔にならないので車中泊にはもってこいです(^^)
換気扇を窓に装備するのも良い方法です。
本格的に車中泊をされている、またはしようと考えているかたは、自分なりに自作してみるのも良いのではないでしょうか。
その5:発生した結露をこまめに取り除く
我輩のクルマ「タント号」は、冷房、暖房、ともにぶっ壊れています。
なので、地道にこの方法を取っていることが多い(泣)
結露をこまめに取り除くことで、カビの発生を防いでいる。。。
なんともめんどくさいですが、これも1つの方法です。
(はやく、次のクルマ。連絡こないかな…)
その6:断熱シェードを窓に貼る
最後は、窓に断熱シェードを貼る方法です。
サンシェードは日光を防ぐための日よけとして活躍するアイテムですが、これを結露防止に役立てることができます。
サンシェードを使うことで、窓に伝わる車内の熱を遮断し外気温度と窓との温度差を減らすのです。
ただし、サンシェードだけでは窓全面を覆うことは形状などの問題から難しいことがあります。
その場合は、窓とサンシェードの隙間を結露防止テープで埋めていくとより効果を得られますよ(^^)
半車中泊生活歴10年中に起きた悲惨な体験談
長い長い車中泊生活の中で、あまり調べることをしていなかった時期もありまして、めちゃくちゃ失敗談もあるのです。
その中での「結露」に関する失敗談、悲惨な経験談をまとめていますので、どうぞ笑ってやってください。
車内の掃除を怠り油断してカビを発生してしまう
車内での生活が結構長いタント号で送った車中泊生活の中で、冬の車中泊生活での出来事。
webライターとして稼ぎ始めたころが一番車中泊生活していました。
車内でパソコン作業が続くことが多かったので、数日間車内に居たことも。
暖房をつける(当時はまだ動いてました)のももったいないと感じていたので、寒さに耐えながら車内を閉め切った状態で過ごす日が続いてました。
久しぶりに我が家に帰って、あたたかい布団で寝ていると、嫁さんに叩き起こされました。
「車の中、最悪なことになってる!!」
え?なんのこと?
くわしく聞いてみると、天井と後部座席、後ろのドアにカビが発生しているとのこと。
それから二人で車内を大掃除です。
荷物を全て降ろして一度全体的に拭き掃除。それからカビ処理剤を塗布してまた濡れ雑巾で拭き上げる。
数日間。
車内はカビ処理剤の臭いが充満していました。。。
これがかなり臭い。。。
臭いはたぶん、3~4日は消えることなく臭い続けてました。えらい目にあいました。
寒さ対策で車内でお湯を沸かしていたら、車内が一面結露だらけに
これは最近のことです。暖房が効かなくなったタント号での車中泊生活での寒さ対策。
車内温度を上げるため、シングルバーナーでお湯を沸かして温かいコーヒーを飲んでました。
「結構、効果あるよね」
そう感じて仕事が終わったあとは車内でお湯を沸かすことが日課になってました。
かなり寒さが厳しかったあの日。。。
我輩は車内でずっとお湯を沸かして暖を取っていました。
そして、この日は窓に隙間を開けておくことを忘れていたのです。寒いからって締めたのを忘れてたんですよね。。。
数時間後。
夜が明けて。外が次第に明るくなってきたころ。
我輩の頭に「ポツン」と液体が。
なんだろうと上を見上げると、天井のプラスチックでできた収納庫一面に結露が発生しているではありませんか。
「マジかあーーーーーーーー」
と、いうことで、ドアも触れてみると、濡れている…。
そこから、大掃除が始まりました。
全てのドアを全開に。
そして、全て拭き上げて、1時間くらい開けたまんまにしておく。。。
寒かったなあ…あれは。
一度カビを発生させてしまうと再発する可能性が高い
嫁が言うに、一度カビを発生させてしまうと、完全に取り除くのは不可能とのこと。
きちんとした清掃業者に依頼しないと、個人で取り除くのは難しいそうです。
タント号では過去3回ほど、嫁さんの集中カビ取り大掃除事件が発生しています。
タント号は嫁もちょいちょい利用するので、(車中泊はしないよ?買い物に使うときに)そのたびにチェックしてくれています。
我輩も定期的に掃除をするようになりました(^^;)
それでもカビは再発してくる強敵なので、皆さんもカビを発生してしまわないよう注意しましょうね。
まとめ:車中泊は結露に要注意!
今回の記事では、車中泊における結露に関してまとめました。対策もいろいろご紹介していますので、できる限り対策はたくさん撮った方が良いでしょう。
でないと、我輩と同じカビの脅威にさらされることになります!
カビは、エアコンの中にも発生する車中泊の天敵とも言えるものです。
気付かずに吸い込んでしまうと、体調不良を起こしてしまう原因にもなります。
ホントに気を付けた方が良いです。掃除も大変なので。我輩の失敗談が参考になれば、笑いの種になれば幸いです。
我輩は、YouTubeも始めています。
「匠のド素人車中泊生活日記」
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