こんにちは。タントで車中泊生活を送っている匠です。車中泊と言えば、キャンピングカーや自動車を改造(DIY)して車内にしっかりとした居住空間を作り出しているイメージを持つ方は多いと思います。
軽自動車で言えば、軽トラの荷台に居住空間を作っている方であったり、軽バンの車内を改造している方が多いですね。
タントやN-BOXなどの軽自動車では車中泊は難しいのでは?
と感じる方もいらっしゃるでしょう。いやいや!そんなことはありません!
実際に我輩はタントで車中泊生活を送っているのだから。
今回の記事では、タントでの車中泊はこんな人がおすすめ!という内容になっています。
実際に我輩がタントで車中泊をしている経験をもとに、その理由はもちろん必要なアイテム、注意点もまとめています。
タントで車中泊をしてみたい方や、車中泊にきょうみはあるのだけれど、今乗っている車で車中泊は可能なのかな?と気になっている方は、どうぞ最後までご覧になってくださいね!
[この記事を書いている人]
名前:匠 考太郎(ライターネーム)
車中泊生活を送りながら、ライターで生活を立て直そうと頑張っている生活困窮者。
主に車中泊、キャンプなどのアウトドア関連記事を執筆中。
YouTubeもやっていますので、よかったら見てくださいね(^^)
- タントで車中泊は可能!こんな人におすすめ
- タントで車中泊をするために最低限必要な3つのアイテム
- タントで車中泊を楽しむために必要なアイテム
- タントで車中泊をするときの4つの注意点
- まとめ:タントでの車中泊は普段使いもできて便利
タントで車中泊は可能!こんな人におすすめ
普段乗りで使用している方が多いタントですが、果たして車中泊は可能なのか。結論から言えば、タントでも車中泊は可能です。
その理由やどんな人向けなのかをくわしく解説します。
普段からタントで車中泊生活をしている我輩が、車中泊をしていて感じていることなどを含めて、まとめていますので参考にしていただければ幸いです。
タントの車内の広さはどれくらい?
タントが車中泊可能な街乗りワンBOXであることの理由に、タントの車内空間の広さがあげられます。
軽自動車だけど、ある程度の高さもあるタントの車内の広さはいったいどれくらいなのか。グレードや年式によって若干変わってしまいますが、目安として車内空間の広さをまとめています。
[タントの車内空間]
寸法 | |
室内長 | 2,060~2,180mm |
室内幅 | 約1,350mm |
室内高 | 約1,370mm |
とあります。
前列席を倒したら、荷室までの全長が2,000mm以上あるため、身長の高い男性が寝ても十分足を延ばして寝られる長さがあります。
シートアレンジを駆使すれば、タントでの車中泊は「可能」となるのです。
タントで車中泊が可能な4つのポイント
我輩はタントでどのように寝ているのかというと、単にフルフラットにして寝ています。我輩の身長は約173cmほど。
フルフラットだと、正直ちょっぴり足がダッシュボードに付いてしまうかたちになるのですが、それでも十分寝ていられる状態ですね。
長さ以外にも、タントで車中泊が可能と言えるポイントは、4つあります。
最近はアウトドアブームでキャンプや車中泊関連アイテムが豊富になってきています。
専用装備品があると、自分で手作りする必要がなく取り付けも簡単なので、手軽に車中泊ができる環境を整えることができるんです(^^)
タント車中泊はこんな人がおすすめ!
我輩が思うにタントは、
「車中泊もしたいけど、普段乗りとしても使いたい」
という人におすすめのクルマです。軽バンのように、ガチで車中泊仕様にしてしまうと、普段乗りとしては使いにくさが出てきてしまいますよね。
平日は通勤や買い物などに出かける普段使用にも使えて、週末は車中泊を楽しみたい方にピッタリな車だと思います。
車中泊を可能にするために、シートを倒して荷室を自由にアレンジできるっていうのがポイントです。
車中泊装備を載せる場所の確保であったり、寝床をつくることもシートアレンジを駆使すれば可能なところが、タントの魅力だと我輩は思っています。
タントで車中泊をするために最低限必要な3つのアイテム
では、タントで車中泊をするためにはどんな装備品が必要なのか。
ここでは最低限必要な装備をご紹介します。この装備、実は車中泊における”三種の神器”とも言われている装備でもあります。
車中泊で快適な寝心地、睡眠を得るためには必要な装備ですので、ぜひ揃えて頂ければと思います(^^)
就寝時の必須アイテム「寝袋(シュラフ)」
いくら荷室が広いからと言えど、自宅で使用している布団を積み込むのはかさばってしまいます。
タントで車中泊するなら、まるめてコンパクトに収納できる寝袋(シュラフ)が最適です。
寝袋はいくつか種類があります。季節に応じて気温から寝袋を用意する必要があるのと、あとは好みでしょうか。
我輩は、「封筒型」の寝袋を好んで使用しています。
「マミー型」だと密着性があるせいでゆったり寝られないためです。寝返りが打てないのがどうも寝苦しさを感じてしまうんじゃないかと思い、封筒型を選び愛用しています。
一応、春秋用よ冬用の2つを用意しています。
冬は、春秋用の寝袋は枕代わりになっていますね(笑)
夏は、逆に寝袋は暑いので、冷感素材のタオルケット1枚で十分です。寝袋は必要ない感じです。
シートの段差を補正する「マット」
タントでの車中泊でネックになるのは、”シートの段差”です。この段差をフラットにするために必要なのが「マット」なのです。
あまり厚みのないマットではシートの段差によるデコボコ感を消すことができないため、8cm以上の厚みのあるマットを用意することがポイント。
選び方は、以下の通りです。
〇おすすめはこれ!
↑上記のおすすめ商品は、マットのサイズ的にタントに合っているのでおすすめに選びました。
汚れてもサッとひと拭きで汚れを取り除くことができ、マットの厚さも十分の10cm。
自動で膨張してくれるので広げるのが簡単です。空気を抜けばコンパクトに収納できるのもタントにピッタリです。
車中泊を続けていると、「キャンプもしてみたいな」って思えてきてアウトドアに興味が広がることだってります。
(我輩がそうなのだが:汗)
そんなときのことも踏まえて、アウトドア全般でも使えるものを選ぶと長期的に使えるので便利ですよ(^^)
外からの目線や光を遮断する「シェード(目隠しカーテン)」
外からの視線や太陽光を遮断するためのシェードも、車中泊をするうえで重要なアイテムです。
タントって後部座席にプライバシーガラスが入っているクルマが多いから大丈夫と感じる方も多いかもしれませんが、車中泊に置いてプライバシーガラスは無意味です。
中で照明を付けていると、たとえプライバシーガラスと言えど中の様子は丸見えになってしまうのです(^^;)
運転席の方からも結構除かれるしね。
シェードは全面に取り付けるのがベストです。
あまりお金をかけたくない方は、シェードを自作するのもありです。100円ショップの素材で自作することもできます。
でも、ちょっと大変(^^;)
〇おすすめはこれ!
↑上記の商品は、断熱性と遮光対策に優れた黒色のシェードです。
夏場&冬場の車内温度を守ってくれて、外からまったく見えない黒色で車内を守ってくれるので、おすすめに選びました。取り付けも簡単で、折りたたんで収納もできるところもポイントです。
同じタントでも、型式によって微妙に窓のサイズが若干違うので、型式を確認したうえでシェードは購入しましょうね(^^)
タントで車中泊を楽しむために必要なアイテム
必要最低限の装備を整えたあなたは、「さて、車内で何して過ごすかな」と次の段階に進んだことでしょう。
ここでは車内で過ごすときに必要なアイテムや、車中泊を楽しむことのできるアイテムをご紹介します。
雰囲気づくりに最適照明器具「ランタン」
日が暮れた夕方でも、シェードを全面に取り付けたらもう車内は真っ暗になってしまいます。そう、次に必要なのは車内の照明ですね。
よく、DIYでLEDテープを使って天井に這わせて照明としている方もいらっしゃいます。
照明は、車中泊における車内の雰囲気づくりに大きく役に立つので、あなたがどんな車中泊を過ごしたいのかで選んでみると良いでしょう。
〇機能性重視の方におすすめ!
↑上記の商品は、機能性重視の方にピッタリの照明器具です。我輩が使用しているものと同じような形状ですね。
(我輩も機能性重視のものを選びました)
充電式なので、充電すれば繰り返し使えることと、モバイルバッテリーとしても利用できること。容量も5200mAなので、満充電にしておけば長時間使用できます。
明るさも十分。これ一つでタントの車内であれば、全体的に明るくしてくれるのでおすすめに選びました。
〇雰囲気重視の方におすすめはこれ!
↑こちらの商品はもう、雰囲気重視で選びました。もう、まさにランタンって感じでアウトドア感のでる形状をしています。
まるで、オイルを入れて灯す本格的なランタンと同じ形状をしているので、車内に置けば良い雰囲気を作り出してくれる代物です。
アンティーク風のランタンは、”電池式”が多いのが残念なところ。
でも、雰囲気はかなり出ます。
機能性重視のものと両方用意すると、柔軟な使い方ができておすすめです。
車中飯を堪能するための「調理器具」
車中泊の醍醐味とも言うべき”車中飯”を楽しむために必要な調理器具「クッカー」は、車中泊を堪能するためにもぜひ用意したいアイテムの1つです。
車中泊で何を食べたいのかにもよるのですが、いろんな料理を楽しむためにも、”クッカーセット”の方がいろんな形状のクッカーがセットになっているのでお得です(^^)
〇おすすめはこれ!
↑この商品はケトルもセットになっておりお湯も沸かせる便利なクッカーセットです。
このセットがあれば、様々な料理を楽しむことができるので、あれが足りない、お鍋の大きさが…なんてことにならないのでおすすめです。
これで、調理が楽しめる!
と、おもいきや肝心なものを忘れていませんか?
そうです、「火(熱源)」はどーすんねんて話。我輩は、カセットガスで使えるコンパクトバーナーを使用していますが、ほかにも様々な方法があります。
車内で調理をするとなれば、気になるのは”湯気”と、”一酸化炭素中毒”です。
換気の必要性があること。
- 「窓を開ける」
- 「車載換気扇を取り付ける」
- 「一酸化炭素中毒警報機を取り付ける」
などの対策が必要になってきますね。
我輩は、ガスを使っているため車載換気扇を利用しています。
IH調理器を使うのもそうですが、車内で電気を使うなら、”ポータブル電源”も必要になってきます。
こうなると、あれもこれも必要な装備が増えてきますね(^^;)
初めての方であれば、お手軽なのは固形燃料を利用した熱源の確保が一番お手軽で費用もかからないのでおすすめですよ(^^)
車中泊を一度体験してみて、継続して楽しみたいと思った時に、快適さを追求して様々な装備を整えていくのも面白いのではないでしょうか。
タントで車中泊をするときの4つの注意点
さて、タントで車中泊を楽しむ。その前に、車中泊をするときの注意点も事前におぼえておきましょう。
車中泊中にトラブルに巻き込まれてしまうと、あまり良い思い出にならないでしょうし、「二度とやりたくない」と感じてしまうかもしれません。
楽しく充実した車中泊を過ごして良い思い出、経験とするためにも以下でまとめている内容は知っておいて損はありません。
車中泊はルールとマナーを守るべし
車中泊にはルールとマナーが存在します。
以下でまとめているものは、一般社団法人日本RV協会が公表している「公共駐車場におけるマナー十箇条」です。
車中泊をするとき、公共駐車場を利用することもあるでしょう。
以下のマナーは守って車中泊を楽しみましょう。
この中で、タントでの車中泊をするときに関連してくるのは、
- 「ゴミの処理方法」
- 「トイレの利用の仕方」
- 「エンジンのつけっぱなし(アイドリング)」
- 「駐車スペース」
- 「長期滞在」
の5つです。ゴミはきちんとゴミ箱に分別して捨てること。たまにトイレの手洗い場で食器を洗う方がいますが、あれは迷惑行為になっちゃいますので注意です。
車中飯で使った食器類は、除菌シートで拭きとって持ち帰り、自宅できちんと洗うようにしましょう。
駐車スペースも、身障者用に設けられた箇所を避けて停泊すること。
また、車中泊は長くても一泊したらその場を離れた方が良いですね。オートキャンプ場やRVパークなどを利用する場合はこれに該当しませんが、道の駅や公園など無料で利用する場合は注意した方が良いです。
車中泊をする場所に注意すべし
車中泊をする場所ですが、初めて車中泊をする方はとくにオートキャンプ場やRVパークなど、ある程度設備の整った場所で車中泊をする方が安全で安心できるのでおすすめします。
無料で停泊すると、その分危険も増えてしまいます。
防犯対策など、きちんと装備を整えてから利用するのがベストかな(^^;)
車中飯を楽しむときは換気に注意すべし
装備品の紹介で少しお話していますが、車中飯を楽しむときは"湯気"や”一酸化炭素中毒”に注意しなければなりません。
”湯気(水蒸気)”は窓に結露を発生させてしまう原因となったり、車内の湿度をあげてしまってカビを発生させてしまうことに繋がります。
一度カビを発生させてしまうと、もう後処理が大変になるので予防対策はしっかりした方が良いです。
(経験者は語る)
予防対策=「換気」と「定期的な清掃」
です。換気は、窓を少し開けるくらいでは恐らく不十分です。
車内に空気の流れを作ってあげるためのサーキュレーターや、換気扇などを取り付けるようにした方が良いです。
「そこまでは・・・」
という方は、車中泊を楽しんだ翌日にでも車のドアをフルオープンにして空気を入れ替えながら掃除をしましょう。
慣れないうちは夏と冬の車中泊は避けた方が良い
我輩の経験上での話ですが、夏期と冬期の車中泊は、注意&対策が必要なので、あまりおすすめできない季節でもあります。
〇夏期の場合
車内はかなり暑い(汗)昼間は熱がこもってエンジンをかけてエアコンをかけていても軽自動車はあまり冷えないかもなので、結構キツイ。
炎天下のもとの車中泊はまさに地獄。だから。
日陰の場所を選んで車を停車して直射日光を避ける必要がある。
夜は、熱帯夜になりがち。
暑くて寝付けないことが多い。装備をしっかり整えて暑さ対策をしておかないと、熱中症の危険がある。
〇冬期の場合
車内はほぼ外気温と同じくらいまで冷え込むので、しっかりと寒さ対策をしておかないと風邪を引いたり、我輩のように低体温症になってしまう恐れあり。
ポータブル電源を装備して、電気毛布など電気の力を利用した寒さ対策があると結構暖かく過ごせる。
夏期よりも冬期の方が、着込めば何とかなるのだけれど、装備はしっかり整えておく必要がある。
以上が夏と冬の車中泊で大変なところです。
だから、必要最低限の装備だと、車のエンジンをつけっぱなしにして過ごさなければならないことが多くなるので、あまりおすすめではないです。
初めての方が車中泊を体験してみたいと思ってやってみるのなら、平均的に過ごしやすい春秋に楽しさを満喫してみると、比較的軽装備で車中泊を楽しむことができるのでおすすめです。
タントでの車中泊は思ったより狭く感じる
タントでの車中泊は、荷物を乗せれば乗せるほど居住スペースが限られてしまうので、自分が思っているよりも狭くなるケースが多いです。
車中泊が可能なのは2人まででですが、ある程度自由さが欲しいのなら1人用と考えるのが妥当ではないかと我輩は思います。
「荷物をどこに置くのか」
「寝床はどうやって確保するのか」
「シートアレンジはどうするのか」
など、ある程度事前に車内のレイアウトを考えておくことが大切です。
まとめ:タントでの車中泊は普段使いもできて便利
今回の記事では、タントでの車中泊について「可能」としたうえで(実際に我輩自身、タントで車中泊をしている)、その理由も一緒にまとめました。
また、タントでの車中泊に必要なアイテムも一緒にまとめていますので、これを参考に装備品を整えられます。
初めて車中泊にタントで挑戦しようとしている方向けの記事になっていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
車中泊を何回かやっていくと、欲しい装備品、必要性を感じるアイテムがわかってくると思います。
「あれがほしくなった」
「これが必要に感じた」
など、装備を整えていきたくなっちゃうのではないでしょうか。
それもまた、車中泊の楽しさとして、少しずつ装備を整えて、工夫を楽しむのも車中泊の醍醐味だと我輩は思っています。
自分でいろいろと試行錯誤しながら、快適な空間を車内につくりだしていくのもまた楽しいですよ(^^)
我輩のYouTubeでは、タントでの車中泊を動画にしています。
生活困窮者として車中泊をしているので、自分なりに100円ショップのアイテムで自作したりして楽しんでいます。
「どうせやるなら失敗しながらでも楽しんで自分なりの車中泊を満喫したい」
そんな思いのもと、車中泊生活をしていく中で、失敗の楽しみのひとつとして日々精進しています。
また、車中泊ライターとしても車中泊関連の記事を執筆もしていますので、車中泊におけるノウハウなどもお届けしています。
ブログにYouTube。
頑張って更新していきますので、暖かく見守って頂けると嬉しいです。
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